第63回美膳薬膳〜葛茶〜
あっという間に春の陽気になり、
日中は太陽の日差しが強く感じる季節になりました。
この時期は活動も活発になり
アウトドア活動が増える半面、
悩みにあげられるのが
季節の変わり目から起こる肌あれや
紫外線の刺激による肌の赤みなどです。
そこで本日は身近な食材で
顔だけではなく皮膚によい
美膳薬膳茶をご紹介していきます。
〜葛茶〜
体を冷やし、熱感をとる働きがあるため、
皮膚の赤み・吹き出物の改善が期待できます。
また、春・夏・秋に風邪で発熱した時もおススメです。
材料
葛粉6g 山梔子 1g 薄荷1g 蜂蜜適量 水2.5カップ
作り方
1 山梔子を水に入れ15分煎じます。
薄荷を加えて沸騰したら火を止めて5分蒸らしてから濾します。
2 少量の水で溶かした葛粉を1の薬汁に入れ、
加熱しながら透明になるまでかき混ぜます。
3 蜂蜜を入れ冷ましてから2〜3回に分けて飲みます。
●効能●
葛粉:体をやや冷やす性質を持ち、辛味と甘味があります。
脾・胃に作用しやすく、発汗作用があります。
熱による皮膚の赤み・熱感を取り除きます。
山梔子:体を冷やす性質を持ち、苦味があります。
肝・心・肺・胃・三焦に作用しやすく、
体の熱・赤みを取り除き、熱によるイライラを緩和します。
薄荷:体をやや冷やす性質を持ち、辛味があります。
肝と肺に作用しやすく、皮膚の熱感や赤み・発汗の改善が期待できます。
?国際天然物機能開発研究会 監修