一般社団法人国際天然物機能開発研究会。

研究会レポート

第41回美膳薬膳〜紅花〜

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日本食に活かされる薬膳の知恵

 

日本食は、古くから中国の影響を受けており、

自然と薬膳の考え方を交えながら、今日まで発展してきました。

 

とえば、焼きナスによく生姜を添えますが、

体を冷やす茄子に体を温める生姜を組み合わせることで

バランスを保とうとする薬膳の考え方が活かされています。

 

他にも、脂ののった魚には消化を促す

大根おろしを添えることで胃腸の負担を減らすなど、

それぞれが立派な薬膳なのです。

 

アメリカの医療改革のためにまとめられた報告書(マクガバン・レポート)には

「高カロリー、高脂肪食を減らし、穀物と果物を多くとるように」

という提案とともに、「日本食が理想的」と報告されています。

このことで、先進国では一躍日本食がブームになりました。

 

しかし日本人は、日本食が先進国から高い評価を受けているにも関わらず、

日本食離れが進み、洋食やファーストフードを好むようになってしまいました。

 

健康の為にも、

日本の気候・風土に合った食材を使用し、

自分の体に合った食事を摂るように心がけましょうcheekyenlightened

 

 

本日は、紅花を使用した和の薬膳をご紹介します。

 

紅花おにぎり(2人分)

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<材料>

卵(2個)、乾燥紅花(ひとつまみ)、ごはん(2膳)、ごま(適量)、

味噌(小1)、みりん(小1)、砂糖(小1)

 

<作り方>

?卵は溶きほぐして、紅花を入れ、薄焼き卵をつくります。

 

?味噌とみりんと砂糖を混ぜ、フライパンで焦げないように

少し水分を飛ばす程度に炒めます。

 

?ごはんにごま、?の味噌を、味見をしながら加え、混ぜます。

 

??をたわら型ににぎり、?の卵で巻いて完成です。

 

【本日の薬膳素材】

紅花 safflower50...

血液の循環をよくするので、冷えに効果的です。

また月経不順、月経痛、産後の腹痛、更年期障害などに用いられます。

 

 

【美膳薬膳担当者】 

 

 管理栄養士 藤 果菜恵図2.png

?国際天然物機能開発研究会 監修

 

 

美膳薬膳   2013年10月25日   admin